人生の恥は書き捨てっ!!!

「道化師のあさの歌」のサブブログです。現在の日常や発達障害のことは主にこちらのブログで綴る・・・予定。

車の運転

私は病院でADHDと診断されている。
車の免許は、ADHDだと診断される前に取った。

私の住む場所は公共の交通機関はほぼないに等しい。
JRの駅をターミナルに一応バスが運行しているけど、1時間に1本だし、駅しか行けない。
買い物とか病院通いとか郵便局や市役所に用事があるとか、あそこ行きたいここ行きたいとなると、車がないとかなり不便になってくる。
この辺の家はみんな、車は一家に一台ではなく一人一台。

 

電動自転車とかも考えたけど、冬は雪が積もる地域なので乗れなくなる。

飲酒運転や「アクセルとブレーキを踏み間違え」など、
車の事故のニュースが後を絶たない。
飲酒運転などの危険行為は別にしても、
アクセルとブレーキの踏み間違え違えなどのヒューマンエラーに関しては、ニュースを耳にするたびに「自分もやってしまうかもしれない…」といつも背筋が凍る思いがする。

実際、アクセルとブレーキ踏み間違えること、ある・・・。
アクセル踏んでるつもりなのになんか減速してるなぁと思ったらブレーキ踏んでた・・・とかだけど、それがあるということは逆がある可能性も充分にある。
歩行者見つけてとっさで「ブレーキ」踏んだつもりが「アクセル」だった・・・!という間違いを想像しては肝が冷える思いをしている。

あとやってしまったこがあるのが、
前進と後進(バック)の間違い。
バックのつもりでアクセル踏んだら前方向に進んでしまって道路に出てしまい、両側から人や車が来ていれば事故になるところだった、ということがある。
これは、駐車場などでバックで車を定位置に停めるために前進とバックを何度か繰り返す、シフトレバーのドライブとリバースの切り替えを無意識でしている時に起こるケースが多いと思う。

うちは入り口が坂になっていて、出る時に前進で出られるよう、入る(帰ってくる)時はバックで坂を登るようにしている。
その際、定位置に車が入るよう、サイドミラーを見ながら前進とバックを繰り返して微調整する。

バックで坂を登る時はちょっと強くアクセルを踏み込まないと車が進まない。
更にその時は冬で雪もあり、あまり雪かきしてなかったので、タイヤが空回りしないようアクセルをギュッと踏み込んだ。
ところがシフトレバーは「ドライブ」になっていた。
車が急激に前に進んで、慌ててブレーキを踏んだが下り坂+雪ですぐにはブレーキが効かず、道路に大きくはみ出てしまった。

車の運転って本当に怖い。
私の仕事のミスなら「すみません・・・」って謝りゃ済むけど、車の運転ミスは人の命を奪ってしまうかもしれない。誰かの大切な人を一瞬で奪ってしまうかもしれない。
人はミスをする生き物って言うけど、だったら人間が車を運転するのはやっぱりすごく怖いことだと思う。
人間が「気をつける」ことで対策するのには、限界があると思う。

公共の交通機関がまったく発達していない地方の田舎なので、
ついつい車に頼ってしまう。
免許取って、ちょっと慣れてきた頃、調子乗って遠出してみたこともあるけど、
今は近場の、慣れた道の運転しかなるべくしないようにしている。
電車(JR)で行けところは問答無用で電車。
他人はなるべく乗せないようにしている。
もしどうしても行かなきゃいけないところは、グーグルストリートビューで入念にイメージトレーニングしてから行くようにしている。
次どこに信号があるとか予測できない初めて通る道は軽くパニックになって注意力が散漫になるので。
夜間や大雨、大雪の日も運転はしない。
それくらい自分は運転に向いていないと思うし、冒険は禁物だと思ってる。

そうやって、人間が気をつけるのはもちろんのことだけど、
「車側」でももっとどうにかならないかと常々思う。
というかやろうと思えば簡単にできるような気がするけど、なぜやらないんだろう・・・?

アクセルとブレーキはすぐ隣り合わせで、なおかつ同じ「踏む」という動作で作動させる、そもそもが構造的に間違えやすい造りになっている。
うろ覚えだけど以前、これを何とかするため、アクセルかブレーキのどちらかを足で横に押して倒す?だかして作動させるシステムを開発した人がいて、大手の自動車会社に売り込んだが、どこにも相手にされなかったらしい。

なぜだろう?
そりゃあ、これまでの運転の常識を大きく変えることになるし、踏むブレーキと倒すブレーキの車が混在したら色々大変かもしれないけど、何か利権が絡んでのことなんだろうか?と勘ぐってしまう。

自動運転技術ももっともっと進んでほしい。

人間の注意力という不完全なものに頼らない機械側の進化を願う。

100年後、全自動車が自動運転車となり、車間距離、スピードなども全部道路に埋め込まれたコンピューターで制御され、「100年前はこんな危険な乗り物を人間が運転していたのよ~怖い時代だったんだね~」と言っている世の中になればいいなと思う。