人生の恥は書き捨てっ!!!

「道化師のあさの歌」のサブブログです。現在の日常や発達障害のことは主にこちらのブログで綴る・・・予定。

「"安い服"にこだわり続ける日本人の残念さ」?

president.jp

もう10日ほど前の記事だけど。

 

いつも思うんだけど、
ファッション業界の人、ファッション大好きな人って、
なんでこんなに上から目線なんだろうか?
安い服に負けている現実は、買う側、選ぶ側が「残念だから」とか。

お金がないから安い服が売れるのもあるけど、お金持ちの人もファストファッションを愛用している。
以前アカデミー賞の授賞式にファストファッションのドレスで出席した女優さんもいた。「アカデミーの授賞式にポリエステルのドレス~~?信じらんな~い」という感じで一部からすごい叩かれたらしいけど。

超庶民の自分の周辺を振り返ると、
ユニクロがフリースで一世を風靡するちょっと前まで、服って確かにそんな安いものじゃなかった。
いくらからを高いと思うかは人それぞれだけど、そこまでハイブランドじゃなくても、一応ブランドのタグが付いているもので、1着5000円を下回るものはまずなかった。1990年代の中盤~後半くらいまでのこと。

「安い服」を着ることは恥ずかしい、お金をかけなければオシャレじゃない、という雰囲気があった。
当時大きい銀行や証券会社が経営破綻して不景気のどん底だったけど、まだまだ服は高いのが当たり前で、みんな、無理して頑張って買っていた。

その後も不景気は続き、「リストラ」とか「構造改革」とか「派遣社員」という言葉が出始めた頃、ユニクロが価格革命のような服をたくさん打ち出した。
それでもまだ「1点豪華主義」とか言って、ジーンズはユニクロだけど、カバンだけはヴィトンとか、若い子たちは無理をしてブランド品を身に着けていた。

その後、アースミュージック&エコロジーなど安くてそこそこオシャレな低価格帯ブランドがいっぱい登場し、お金がなくてもオシャレが楽しめるようになった。

服って人生の中の特別な1品ではなく、毎日必ず身に着けるものであり、服が安く手に入るようになった=誰でもオシャレできるようになった今、ファッションから崇高な精神性は消え、「たかが服」になってしまったのかもしれない。

さすがに最近の服は安すぎ!って思うものもある。トップス1枚900円とか。
安さを追求しすぎて働く人への報酬や環境が劣悪になるのもまた深刻な問題。
どうすればいいかは、私には分からないけど。

いずれにしても、
今、ミニマリストなども流行ってて、ファッションの消費に対する考え方もこれからどんどん変わっていくのだと思う。
何でもかんでも安い方ではなく、いいものにはお金を出そうという動きもある。
服にお金が出されないのは、それだけのお金を出す価値を感じられていないからだろうね。それって選ぶ側が残念だからなの?そんなこと言うのファッション業界くらいなもんだと思うけど。
その姿勢ちょっと変えなきゃ、お金がある人からも高い服離れは加速してしまうと思う。